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久しぶりに、束の間の一人暮らし中。
嫁が入院中の為、起きるのも、食事も、掃除も、洗濯も……全て一人でやらなくてはならない。自分の事くらい自分でしろって話だが、つくづく嫁の有り難みが身に染みる。さあ仕事をしよう……と、机につく頃はもう既にクタクタである。世の独身男性は一体どんな生活をしているのだろうか? それでも毎日病院へは行っている。 当たり前だ。 まぁ……所詮は洗濯係だが、ギリギリ必要枠に体をねじ込んでいるといった感じだろうか。 自分自身でも驚く事……。 私はきっと娘をベタベタに可愛がるだろうと思っていたのだが、案外淡泊なものである。ほぼ9割眠っている所為もあるだろうが、何というか……「かわいいでちゅね〜」みたいな気分は今現在は皆無である。ブスだからとか、そういう表面的な理由ではなくて(←本当に、ちょっと不細工なのね)。 初めて妊娠が発覚した時は、当然「喜び」はあったがそのすぐ直後は「不安」が襲い掛かってきた。そして出産に立ち合った時も、当然「感動」はあったが直後は「責任」という二文字が心を制覇する。 なんだろうか? 私は……真面目くんなのか? 「かわいいでちゅね〜」……なんてやってられんのだよ。 そうっ!! 赤ちゃんが生まれた瞬間、大袈裟ではなく私は「死」を覚悟した……いや、やっぱりそれは大袈裟だ。「生」を見て「死」を感じたといったところだろうか?私はきっと、間違いなく生まれてきてくれた娘より先に死ぬ。それまでに一体どんな事をしてあげられるだろうか?いつ死ぬともしれない自分が彼女にどんな幸せを残してやれるだろうかと考えると焦るのである。 「かわいいでちゅね〜」……なんてやってられんのだ。 何だか……軍人みたいだな。 こういう奴に限って曾孫を見るまで死ななかったりするもんだ。 だが、男は子供が生まれると生きてる意味がほぼ無い……と、つい先日感じたばかり。できるだけ速やかに、スッと往生したいと願っております。 追伸 沢山のお祝いメール、ありがとうございました。 何だかとっても嬉しかったです。 公演やる時にしかメールしない不義理をしてるのに……人と人は繋がっているのだと感じた日々でした。
by lemonlive
| 2012-03-28 11:15
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