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嫁と娘が退院したばかりの頃の話。
私は初めてミルクを作らされた。 ……と、言っても大した事はない。 粉ミルクを哺乳瓶に決められた量だけ入れ、そこにお湯を注ぐだけである。後はその温度が体温ぐらいになるよう水で冷ましたりなんだり……チョイチョイである。 が。 なぜか粉とお湯が上手くなじまず、ダマができたのだった。 すると嫁が……。 嫁 「お湯から入れた?」 栄作「は?お湯から?……いや、粉から」 嫁 「お湯から入れないとダマができやすいらしいよ」 栄作「そうなの?……よし、わかった」 普段ならば「そんな事どうでもいい」と打っ棄ってしまう些事だが……なんだろうか?焼酎のお湯割りもお湯から入れた方が美味しいというシステムと上手く重なったのだろう。不思議と得心してしまい、それ以来ミルクを作る時はお湯から注ぎ、後から粉を入れて作成している。 ところがである。 先日、退院して一ヶ月経った頃だろうか? 嫁がミルクを作っている所を目撃した。 なんと、粉から入れてお湯を注いでいるではないかっ!! 栄作「おいっ!!順番違うだろ」 嫁 「はあ?」 栄作「お湯から入れないとダマになるから」 嫁 「なんで?」 栄作「いや、なんでって……あなたが言ったんでしょ?」 嫁 「そんな事言った?」 栄作「言った」 嫁 「ど〜でもいいよ」 栄作「いや、よくないから。ダマになるじゃん」 嫁 「よく振れば溶けるし」 栄作「でもでも……」 嫁 「もういいから。はい、どいたどいた」 私は忘れていた。 嫁が大雑把な種族、略して「ザッパー族」だった事を。それでも私は律儀に今でもお湯から注ぎ、作っているぞ。だが……それを見かけると嫁は 「しょ〜もな」という顔を私に向ける。 ダマになるから〜っ!!
by lemonlive
| 2012-05-08 11:24
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